周麻酔期看護師
暫定認定開始のお知らせ

日本周麻酔期看護医学会代表理事 長坂安子
日本周麻酔期看護医学会理事 吉田 奏
日本周麻酔期看護医学会 教育委員会委員長 内藤祐介

医師の働き方改革やタスクシフトなど社会的要請を背景に、さまざまな職種が周術期医療で新たな役割を担っており、麻酔科医の業務補助と医療安全の向上に貢献する流れが出来つつあります。

日本周麻酔期看護医学会はこの流れが醸成される10年以上前より日本麻酔科学会専門医の監視の元、麻酔科医と協働する看護師を周麻酔期看護師として育成して参りました。発展を遂げるなかで、周麻酔期看護師の存在が麻酔診療の医療安全と社会的使命の双方を満たすために、誰にでもわかりやすい標準化された構造が必要となってきております。

このような背景を受け日本周麻酔期看護医学会では、今後も麻酔科医と安全に周術期医療を担うためには学会として周麻酔期看護師を認定する制度が必要であるという結論に至りました。認定には、周麻酔期看護師としての麻酔の知識はもちろんですが、どのようなことが望まれているかなど正しい麻酔補助の制度設計の理解が必要となります。今後、2025年より日本周麻酔期看護医学会認定周麻酔期看護師 (以下、認定周麻酔期看護師)を正式認定することといたします。今後も時代のニーズに合う医療を提供しつつ医療安全を最重要課題として位置づける日本周麻酔期看護医学会の発展のためにも、この方針についてご理解いただければと存じます。

2024年8月15日 〜 2024年11月29日(必着)

暫定認定における特例措置

以下に認める看護師においては認定手続き期間を経過後も暫定認定の審査を行うか、学会として個別審査を実施する。個別審査を希望する場合には該当する証明書を添付の上、個別審査希望書と共に学会事務局まで郵送すること。

  1. 長期留学などにより当該期間の1ヶ月以上を国外で過ごしていたことが証明される場合 (留学先の在籍証明書)
  2. 疾病・妊娠などにより当該期間の1ヶ月以上入院していたことが証明される場合(診断書,母子手帳のうつしなど)
  3. 日本周麻酔期看護医学会から送付された「周麻酔期看護師暫定認定のご案内」のメールが不達となり案内の周知が不十分であった場合(事務局で個別に確認します)

新規に暫定認定を受けようとする者は以下のすべての資格を具えていることが必要。

  1. JSPANMに登録されたプログラムに基づき大学院修士課程を卒業した者
  2. 現在勤務する麻酔科関連部署の所属長による推薦が得られる者(*1)
  3. 申請時にJSPANMの正規会員であり、会費を遅滞なく納入していること
  4. JSPANMの示す行動規範を理解し、学会声明に基づき医療、看護の提供を行うことに同意できる者(*2)

*1 現在、大学の教員として勤務するなど麻酔科所属長の推薦を取得困難な場合は事前にご相談ください。

*2 日本麻酔科学会および日本周麻酔期看護医学会においてはそれぞれ、「麻酔関連業務における特定行為研修修了看護師の安全管理指針」「麻酔に関わる看護師と麻酔科医師のタスク・シフト/シェアへの声明」を定めており、協働する麻酔科医と周麻酔期看護師の双方にこれらのガイドラインの遵守が求められます。

※ 以下の書類を「申請書書類送付時チェックシート」と一緒にご提出下さい。

※ 申請書類ダウンロードはこちら(Zip形式、60KB)

  • 日本周麻酔期看護医学会認定周麻酔期看護師暫定認定申請書(様式1-1)
  • 看護師免許の写し
  • 周麻酔期看護師修士課程修了証(大学院修了証)の写し
  • 行動規範に関する誓約書(様式1-3)
  • 申請者の住所、氏名を記した返信用ハガキ
  • 申請者の写真1枚(※履歴書に貼付し、お送りください)
  • 申請者の履歴書1通 (様式1-2)
  • 麻酔科専門医推薦書(様式1-4)
  • 特定行為研修修了証がある場合は写しを添付すること

郵送先:

〒101-0041
東京都千代田区神田須田町2丁目2番地3 ITC神田須田町ビル4F
ドゥウェル株式会社内 日本周麻酔期看護医学会事務局
  • 書類審査料: 10,000円
  • 認定登録料: 10,000円 
  • 修了書・認定カード作成費用:5000円

 

申請に関わる費用は全て下記口座へと振り込みを行うこと。振り込み名はフルネームで記載をお願いします。

振込先:

三井住友銀行 築地支店(支店番号:625)

普通口座:7570496

名義:イッパンシヤダンホウジン ニホンシユウマスイキカンゴガツカイ

暫定認定は書類審査を実施する。審査は2024年9月より順次実施する。

暫定認定の有効期間は申請年より5年間有効である。2024年に認定された場合は2024年4月〜2029年3月末まで有効である。

正式認定を希望する者は下記スケジュールに則り所定の業績を証明する書類とともに正式認定申請を行うものとする。

 

暫定認定申請期間暫定認定有効期限正式認定申請期間
2024年5月~11月2029年3月末2028年4月~9月
2025年5月~9月2030年3月末2029年4月~9月
2026年5月~9月2031年3月末2030年4月~9月

 

なお、暫定認定申請は2026年をもって終了とする予定である。

暫定認定有効期限内に所定の業績を40点取得の上、事務局に申請すること

JSPANM参加

10点

20点必須

参加証

リフレッシャー受講*1)

5点

20点まで

受講証明証

PANM筆頭発表

10点

 

抄録該当ページ

PANM共同演者

5点

5名まで

抄録該当ページ

周術期に関連する論文の筆頭著者

(査読付き)

20点

 

論文の写し

周術期に関連する論文の共同著者

5点

 

論文の写し

周術期に関連する論文の筆頭著者 (査読なし)

10点

 

論文の写し

関連学術集会*2)での発表

5点

筆頭演者のみ

抄録該当ページ

院外での教育活動

(例:非常勤講師、セミナー講師)

5点

1年につき

シラバス,講師依頼状

 

* 1: 単位として認められるリフレッシャーコース:日本麻酔科学会学術集会及び地方会に併設された周術期管理チームセミナー, AHA BLS, AHA ACLSコース。

*2: 関連学術集会:手術看護学会, 手術医学会, 日本麻酔科学会,臨床麻酔学会,心臓血管麻酔学会,集中治療医学会,小児麻酔学会,産科麻酔学会,日本ペインクリニック学会およびその地方会。

上記に記載していないリフレッシャーおよび学術集会は受講履歴が確認でき、麻酔科関連領域の内容を扱うものは認定委員会にて個別審査とさせていただきます。

Q1. 周麻酔期看護師修士課程修了証(大学院修了証)、特定行為研修修了証は写しで問題ありませんでしょうか。

A1.書類は、写し(白黒またはカラーのコピー)でご提出をお願い致します。

 

その他の申請に関するお問い合わせは以下のフォームよりご連絡をお願い致します。

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